ヴァンサン・コンパニ監督の下、今シーズンのチャンピオンシップ(イングランド2部)で優勝と共に1年でのプレミアリーグ復帰を決めたバーンリー。
その話題のクラブの経営に新たに参画することになったのが、NFLのヒューストン・テキサンズとアリゾナ・カージナルスで活躍し、今年1月に現役引退を発表したワットだ。
ワットは現役時代にディフェンシブエンドやディフェンシブタックルでプレーし、過去に通算3度のNFL最優秀守備選手賞に輝いた、プロフットボール殿堂入り確実なスーパースターだった。
一方、妻のケアリアはNWSLのヒューストン・ダッシュやシカゴ・レッドスターズでプレーし、アメリカ女子代表として通算3試合に出場した選手だ。
先月には本拠地ターフ・ムーアで行われたウィガン戦も観戦していたワット夫妻は、バーンリーの少数株主となった今回の決断に際して以下のような声明を発表している。
「1882年から続くクラブに投資する場合、その歴史と伝統に大きな敬意を払わなければなりません。私たちは、チームと監督に投資するだけでなく、町とその人々に投資していることを理解しています。私たちはその責任を非常に重く受け止め、彼らの信頼と支持を得るために懸命に働くつもりです」
「アラン(・ペースオーナー)、ヴァンサン(・コンパニ)、そして組織全体がここで築き上げたものに大きな敬意を表し、彼らと一緒に働くことを楽しみにしています。バーンリーは素晴らしいサポーターを持つ特別なクラブであり、プレミアリーグへの復帰を機に、その世界的な知名度を高め続けることに貢献したいと考えています」
また、ケアリアは「アメリカでは、NWSLが本当に素晴らしいものに成長するのを見てきました。私たちは、この地で女子チームを成長させ、その旅の一部になりたいと思います」と、男子チームだけでなく女子チームに対する投資への意欲を示している。