対する川崎Fは前節と同じ11名をピッチに。4試合ぶりの勝利を収めた中、シーズン初の連勝にチャレンジする。
勝ち点差1の対戦。序盤はホームの教徒が主導権を握る展開に。3試合連続ゴール中の豊川も積極的なプレーを見せていくと、アグレッシブなプレスでボールを奪って攻めていく形を作る。
川崎Fはパスを繋いで攻撃を組み立てていくが、フィニッシュの精度を欠く展開に。それでも、こちらもボールを奪い攻撃に展開するというシーンが続いていく。
20分、川崎Fは左サイドへ展開。パスを受けた遠野がドリブルで持ち込み、ボックス内左に侵入。そのまま右足を振り抜くが、シュートはわずか右に外れる。
さらに34分、脇坂がドリブルで持ち出し、ボックス内から宮代へパス。これを中央で受けた宮代はブロックされてシュートを打てないものの、パスを選択。並走した脇坂が流し込みネットを揺らすが、これはわずかにオフサイドでゴールは認められない。
川崎Fが押し込み続けた前半の終盤だったが、後半は京都が盛り返す。すると72分、左CKから途中出場の福岡がクロス。これをファーサイドに飛び込んだ麻田がヘッドで合わせ、パウリーニョが最後にネットを揺らし、京都が先制したかと思われた。しかし、VARチェックの結果これもオフサイド。GKが飛び出したことでオフサイドラインが変わり、パウリーニョはわずかに飛び出ていたために取り消された。
互いにオフサイドでゴールが認められない中、終盤は再び川崎Fが押し込む展開に。88分には右サイドからの山根のクロスにボックス中央で小林がヘッド。枠を捉えるが、GK若原がなんとかセーブする。
京都も91分には右サイドのロングスローから、こぼれ球を井上がボックス内で強振。しかし、わずかに枠を捉えられない。
このままゴールレスドローで終わるかと思われた中、アディショナルタイム4分にドラマが。GK上福元からのロングフィードを競り合うと、互いにヘディングでボールを返す展開に。すると、ボックス手前でボールを受けたマルシーニョが繋ぎ、大島が浮き球のパス。これをファーサイドで小林がヘッド。これにはGK若原も手が届かず、ネットを揺らした。
土壇場に大きな仕事をしたベテランの一撃で川崎Fが勝利。今シーズン初の連勝となった。
京都サンガF.C. 0-1 川崎フロンターレ
【川崎F】
小林悠(後49)