パリ・サンジェルマン(PSG)の一部サポーターが怒りを表面化させた。
フランス『Le Parisien』によると、PSGのウルトラスである『Collectif Ultras Paris』の200人近くが3日、クラブ本部の前に詰めかけ、ネイマール、リオネル・メッシ、そしてマルコ・ヴェッラッティの退団とナセル・アル・ケライフィ会長の退任を強く求めたという。
その抗議活動では「PSGよ、何者だ? どこに行く? 声が聞こえているか?」などのバナーも。今季のチャンピオンズリーグ(CL)も16強に終わり、今年に入っての6敗で2位マルセイユとも5ポイント差のところまでくるリーグ・アンでの失速ぶりから、この混乱が生じたようだ。
また、そのウルトラスの一部は標的の1つであるネイマール個人も攻撃した模様。パリ郊外のブージヴァルにあるネイマールの自宅前に集結すると、同じような抗議活動に転じて、「ネイマール、出ていけ!」などと心ない言葉を浴びせた模様だ。
これを受け、PSGは「水曜日に起きた一部の集団による耐え難い侮辱的な行為を強く非難する。意見の相違があろうとも、正当化できない。クラブは選手、スタッフ、そしてあのような恥ずべき行為に晒されたすべての人々を全面的に支援する」と声明を発表している。
毎シーズンのノルマと化すリーグ・アンの戦いはあと5試合。最近ではメッシが無断旅行で2週間の謹慎処分を食らったりと、ピッチ外でのゴタゴタが続くが、リーグ・アンの覇権を守れるか。