パリ・サンジェルマン(PSG)のウルトラスのリーダーが、前日に行った抗議活動に対する声明を発表。一部メンバーが行ったFWネイマールの自宅前での抗議活動を非難した。
PSGのウルトラスである『Collectif Ultras Paris』の200人近くが3日、クラブ本部の前に詰めかけ、ネイマール、FWリオネル・メッシ、そしてMFマルコ・ヴェッラッティの退団と、ナセル・アル・ケライフィ会長の退任を強く求めた。
さらに、そのウルトラスの一部は標的の一人であるネイマール個人も攻撃。パリ郊外のブージヴァルにある同選手の自宅前に集結すると、同じような抗議活動に転じて、「ネイマール、出ていけ!」などと心ない言葉を浴びせていた。
その抗議活動の翌日に『Collectif Ultras Paris』のリーダーであるロマン・マビーユ氏は、フランス『Le Parisien』で声明を発表。抗議の意図を説明した一方、一部メンバーが行ったネイマールに対する抗議活動を強く非難。この動きがサポーターの声や伝えたいメッセージの信用を落とすことを恐れていると語ると共に、他のサポーターに対しても暴力的な行動に出ないことを呼びかけた。
「私はあの出来事(ネイマールの一件)を支持しない。CUPの行動ではないし、グループもその責任を主張していないし、背後にいるわけでもない。間違いなく避けられることだった。彼の家に行くというのは、ベストなアイデアではなかった」
「リオネル・メッシが退団する見込みとなったことで、ネイマールにも退団した方がいいということを伝えたかっただけなんだ。我々は彼を傷つけたいわけではなく、ただパリから遠く離れた場所でキャリアを積んでほしいだけだ」
「我々は新しい時代に進みたい。彼は、プレーヤーが好きなことをすることができる時代の一員だ。我々は前に進み、野心を示すプレーヤーたちと新しいページを開いていきたいだけだ」