6日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝2ndレグが埼玉スタジアム2002で行われ、浦和は1-0で勝利。2戦合計2-1で勝利し、3度目のアジア王者に輝いた。
2017年の2度目の優勝を果たした決勝でも対戦し、2019年には完敗に終わったアル・ヒラルが相手。浦和としては、そのリベンジを果たしたいところだった。
アウェイゲームで1-1と引き分け、アウェイゴールを奪っていた浦和。この試合ではゴールを決めなければいけないアル・ヒラルに主導権を握られるが、GK西川周作のビッグセーブもあり得点を許さない。
浦和はゴールに迫る機会がそこまで多くなかったが、後半早々にセットプレーの流れからゴール。先制すると、アル・ヒラルもなかなかペースが上がらず。終盤はパワーをかけて攻め込むが、再び西川が立ちはだかり、1-0で勝利していた。
試合後、1stレグでゴールを決めた興梠がアル・ヒラルについて「強かった」と一言。「立ち上がりから押し込まれて厳しい試合でしたけど、後半相手も落ちたことがあって、少ないチャンスでしたけど、しっかり決めきれて、2019年の借りを返せました」と語り、悔しさを味わってからのリベンジを果たせたことを喜んだ。
興梠は準決勝までは北海道コンサドーレ札幌へと期限付き移籍していたためにプレーせず。今大会は決勝の2試合のみのプレーとなったが、貴重なゴールを記録していた。
ACLについて興梠は「なかなか獲れるタイトルじゃないので、アジアのチャンピオンということですごく嬉しいです」とコメント。ここまでの流れを踏まえ「マキ(槙野智章)の天皇杯の決勝ゴールでACLの出場権を獲得して、去年戦ってくれて、今年決勝ということで、僕は決勝しか出てないですけど、今まで戦って来た人たちの分まで背負って戦わなければいけないと思っていたので、勝てて良かったです」と、多くの人の気持ちも背負っての戦いだったとした。
また、この日は6万人が集まった浦和のサポーターへも言及。「もう、最高の一言です。あなたたちのおかげでこのタイトルが獲れたと思っています。本当にありがとうございます」と素晴らしい雰囲気を作り、声で後押ししたサポーターへの感謝も口にした。