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スパーズが44歳差の指揮官対決制して新体制初白星! 決勝点ケインがPLホーム通算100点目&歴代得点数で2位浮上《プレミアリーグ》

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プレミアリーグ第35節、トッテナムvsクリスタル・パレスが6日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、ホームのトッテナムが1-0で勝利した。



4戦未勝利で7位に転落したトッテナムは、11位のパレスとのダービーで新体制初白星を目指した。前節は難所アンフィールドで3点差を追いつく気概を見せたが、直後にミス絡みで喫した失点によって痛恨の敗戦となった。

ホジソン新監督就任以降、4勝1分け1敗と完全復調のイーグルスとの一戦では先発3人を変更。ダイアーとペリシッチ、クルゼフスキに代えてラングレとリシャルリソンと長期離脱明けのエメルソンを起用。並びを[4-4-2]に変更し、ペドロ・ポロとソン・フンミンの両サイドハーフにリシャルリソンとケインの2トップという並びとなった。

31歳のライアン・メイソンと75歳のロイ・ホジソンによる、44歳差というプレミアリーグ史上最も歳が離れた指揮官が対峙したダービー。攻撃時左肩上がりの可変式の布陣で臨んだトッテナムは、ここ最近失点が続く前半立ち上がりを意識した慎重な入りを見せた。

スキップの不用意なロストやセットプレーから際どいシーンこそあったものの、何とか課題の時間帯を乗り切ったトッテナムは、徐々に攻撃に出ていく。17分にはポロの左CKをニアに入り込んだロメロが頭で合わすが、これは惜しくもクロスバーを叩く。続く23分には中央での繋ぎからケインのスルーパスに反応したホイビュアがボックス右でシュートを放つが、これは枠を捉え切れない。

前半半ばから終盤にかけてはトッテナムがボール保持で若干の優位性を保ったが、互いになかなかフィニッシュまで持ち込めないクローズな展開が続く。前半の内にリードを手にしたトッテナムだが、コンパクトなブロックを構える相手に効果的なボールの循環を見せられず。勝負の仕掛けやラストパスも引っかかる場面が散見される。

それでも、前半終了間際のアディショナルタイム1分に頼れるエースが決定的な仕事を果たす。カウンター気味の攻撃から左サイドのベン・デイビスが味方をひとつ飛ばす斜めのパスをケインに繋ぐと、ケインは右のポロを走らせるパスを出した後にゴール前に入っていく。そして、スペイン代表DFからの正確なクロスを見事なヘディングシュートでゴール左へ突き刺した。

なお、ケインはホームでの通算100ゴール達成と共にウェイン・ルーニーと並んでいた通算ゴール記録を209ゴールに更新し、プレミアリーグ歴代2位に浮上している。

課題の前半を無失点で終えた上、リードまで手にする上々の形で試合を折り返したトッテナムだが、後半立ち上がりはザハやオリーズと前線のタレントが個の力を発揮し始めたパレスに押し込まれる入りに。前がかる相手を得意のカウンターで引っくり返したいところだが、なかなかその形を作れない。

それでも、時間の経過と共に前半同様に試合を落ち着かせることに成功したホームチームは、右サイドのポロが幾度か決定機に絡む。さらに、75分にはロメロからの絶妙なフィードに完璧なタイミングで抜け出したソン・フンミンにボックス内でGKと一対一のビッグチャンス。右への運びでGKをかわしてシュートに持ち込むが、ここはGKジョンストンの好守に阻まれた。

その後は流れの中でのピンチは少ないものの、オリーズの正確なプレースキックからアンデルセンらに幾度も際どい場面を作られるトッテナム。この流れを受けてメイソン監督はリシャルリソンとソン・フンミンを下げてクルゼフスキとダンジュマとフレッシュなアタッカーを投入したほか、脇腹の上あたりを痛めたラングレに代えてダイアーの投入で逃げ切り態勢に入った。

そして、泥臭い戦いぶりで何とかパレスの反撃を凌ぎ切ったトッテナムは、メイソン体制初白星と共に10試合ぶりのクリーンシートを達成。5戦ぶりに白星を取り戻した。

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