ジェノアが1年でのセリエA復帰を決めた。
今シーズンのセリエBで2位につけていたジェノア(勝ち点67)は、6日に行われた第36節でアスコリに2-1で勝利。同日行われた3位バーリ(勝ち点61)がモデナに引き分けたため、勝ち点差が「8」となり、2試合を残してセリエA昇格が決定した。
シーズンのセリエAを19位で終えて降格となった同クラブは、昨シーズン途中から指揮を執るアレクサンダー・ブレシン監督の下で臨んだ今季のセリエBでは、15節消化時点で自動昇格圏内と6ポイント差の5位に位置したが、直近5試合を未勝利という不振を受け、昨年12月にブレシン監督を解任。
後任としてプリマヴェーラを率いていたアルベルト・ジラルディーノ氏が暫定監督に就任すると、直近4試合では3勝1分けとチームの立て直しに成功。第22節から常に2位をキープ。20勝11分け5敗の安定した戦績で1シーズンぶりのセリエA復帰を果たした。
かつてローマで活躍した元オランダ代表MFケビン・ストロートマンやクロアチア代表MFミラン・バデリらは在籍するものの、ほぼ有名選手不在のスカッドだが、ここまで最少タイの22失点と安定した守備で昇格を勝ち取った。
なお、今節の結果でバーリの3位も確定しており、同クラブは準決勝から昇格プレーオフに臨み、2010-11シーズン以来のセリエA昇格を目指すこととなる。