ミッドウィークに行われたマンチェスター・ユナイテッド戦を劇的PK弾で勝利した7位ブライトン(勝ち点55)は、その試合から先発を2人変更。三笘は[4-2-3-1]の左MFで先発している。
リーグ戦7試合勝利のない19位エバートン(勝ち点29)に対し、ブライトンは開始早々に失点する。34秒、中盤でボールを奪ったイウォビの縦パスを最前線で受けたキャルバート=ルーウィンが巧みなターンでDFダンクを振り切りボックス右に侵入。最後は折り返しをドゥクレがゴールに流し込んだ。
すぐに反撃に出るブライトンは、何度もアタッキングサードまでボールを運ぶがエバートンの集中した守りを前になかなか効果的な崩しを見せられず決定機まで至らない状況が続く。
すると、再びスコアを動かしたのはエバートン。29分、自陣でのボール奪取からロングカウンターを仕掛けると、ドリブルでボックス左まで持ち上がったマクニールのクロスをボックス右でフリーのドゥクレが右足ボレーでゴールネットを揺らした。
さらにブライトンは35分にも失点。ボックス左深くでボールを収めたドゥクレの落としを受けたマクニールが縦への仕掛けから折り返しを供給すると、これがGKスティールの右足に当たってゴールに吸い込まれた。
ブライトンは試合終了間際にも、ボックス左に侵入したマクニールの折り返しからガーナーに決定機を許したが、このシュートはダンクのブロックで枠を外れ、前半は0-3で終了した。
迎えた後半、3点を追う展開のブライトンはェルベック、ブオナノッテ、ウンダブ、ウェブスターを下げてファーガソン、エンシソ、マーチ、コルウィルを投入する4枚替えを敢行。
するとブライトンは48分、エンシソのパスからボックス内のファーガソンがシュート。相手DFに当たったこぼれ球をボックス右で拾ったマーチが決定機を迎えたが、シュートはGKピックフォードの好セーブに阻まれた。
攻勢を続けるブライトンは、59分にもグロスの左クロスからファーサイドのファーガソンがヘディングシュートでゴールを脅かしたが、これもGKピックフォードの好セーブ。さらに66分には、ショートコーナーの流れからマーチの左クロスをマク・アリスターが頭で合わせたが、これはクロスバーを直撃した。
1点が遠いブライトンは再びロングカウンターから失点する。76分、左サイドをドリブルで持ち上がったイウォビのパスをボックス左で受けたマクニールがダンクと飛び出したGKを冷静にかわし、無人のゴールにボールを蹴り込んだ。
4点を追う展開となったブライトンは79分、グロスの左クロスをファーサイドに走り込んだ三笘が合わせると、左ポストに当たったボールがゴール前のマク・アリスターに当たりゴールネットを揺らした。
その後も猛攻を仕掛けたブライトンだったが、試合終了間際にもマクニールにゴールネットを揺らされ、1-5と大敗。前日にCL出場権を争う4位ユナイテッドが敗戦を喫した中、勝ち点を縮めるチャンスを生かし切れなかった。