バルセロナは9日、スペイン人GKイニャキ・ペーニャ(24)との契約を2026年6月30日まで延長したことを発表した。契約解除金は4億ユーロ(約592億円)に設定されている。
バレンシア自治州のアリカンテで生まれ育ったペーニャは、ビジャレアルのカンテラを経て、2012年にラ・マシア入り。スペインの世代別代表に常に選出されてきた逸材は、バルセロナBを主戦場としながら近年は定期的にトップチームでも招集メンバー入りしていた。
その後、昨シーズンの後半にガラタサライへ武者修行に出されると、ヨーロッパリーグではバルセロナ相手に印象的なパフォーマンスを披露。そして、武者修行先でのパフォーマンスが評価され、今季復帰を果たすと、チャンピオンズリーグのビクトリア・プルゼニ戦で待望のトップチームデビューを飾り、今年1月にはトップチーム登録に切り替わっていた。
今季のラ・リーガではサモラ賞レースを独走するドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンがフルタイム出場しており、プルゼニ戦以降ではコパ・デル・レイのインテルシティ戦とセウタ戦の2試合の出場にとどまっていた。
ただ、バルセロナが優勝を決定した後の消化試合ではブラウグラナの一員として初めてのカンプ・ノウでのラ・リーガデビューも見込まれる。