モンペリエのU-21フランス代表FWエリェ・ワイ(20)にヨーロッパの複数クラブが強い関心を示しているようだ。フランス『フット・メルカート』が報じている。
コートジボワール人の両親を持つものの、フランスで生まれ育ったワイは、モンペリエの下部組織出身の184cmのストライカー。
2020–21シーズンにリーグ・アンデビューを飾ると、昇格2年目となった昨シーズンにリーグ戦2桁ゴールを記録。さらに、今シーズンここまでは30試合に出場し、得点ランキング5位タイの17ゴールを挙げる鮮烈な活躍を披露。直近のリヨン戦ではチームは4-5で敗戦を喫したものの、強豪相手に4ゴールを挙げる圧巻のパフォーマンスで話題を集めた。
センターフォワードを主戦場に左右のウイングでもプレー可能な20歳FWは、ポストワークなど前線での基準点となるプレーに課題はあるものの、ドリブルでの打開力や傑出した動き出しの質でディフェンスラインに脅威を与え、ボックス内では若さを感じさせない冷静さで両足、ヘディングと多彩な形でシュートをゴールネットへ突き刺す、生粋の点取り屋だ。
以前のインタビューで当面のフランスでのキャリア継続を希望する発言を残したこともあり、マルセイユやモナコといったクラブがすでに触手を伸ばす。
加えて、フランス代表FWランダル・コロ・ムアニの後釜を探すフランクフルトやドルトムント、RBライプツィヒのドイツ勢、ここ最近ではアーセナルとニューカッスルというイングランドのビッグクラブからの関心も伝えられる。
なお、モンペリエは2026年まで契約を残す生え抜きFWの移籍金を4000万ユーロ(約59億2000万円)に設定しており、前述のクラブを牽制している。