前節のエルチェ戦で公式戦7試合ぶりの勝利を飾った4位ソシエダ(勝ち点48)が、6位ビジャレアル(勝ち点41)のホームに乗り込んだ一戦。古巣対決となるソシエダの久保は[4-4-2]の右MFで先発出場している。
ソシエダは開始早々の4分にピンチを迎える。バエナのロングパスでDFの裏に抜け出したホセ・モラレスにボックス左からハーフボレーシュートを許したが、これはゴール右に外れて難を逃れた。
対するビジャレアルは19分、テラツの縦パスをボックス手前のバエナがヒールで繋ぐと、ボックス中央のピノが左足で合わせたが、シュートは左ポストに弾かれた。
一進一退の展開が続く中、ソシエダは36分に最大のピンチ。フォイスのロングパスをホセ・モラレスがワンタッチで繋ぐと、ボックス右に抜け出したチュクウェゼの折り返しをピノに合わせられたが、これはオフサイドディレイでチュクウェゼのオフサイドが取られた。
ハーフタイムにかけては、ビジャレアルに押し込まれる展開となったソシエダは44分にもホセ・モラレスに決定機を許したが、シュートは枠に上に外れ、前半はゴールレスで終了した。
迎えた後半、ソシエダは51分にセットプレーからチャンスを作る。バイタルエリア右で獲得したFKからブライス・メンデスがクロスを供給すると、スビメンディがダイビングヘッドで合わせたが、これはわずかにゴール右に逸れた。
勢いづくソシエダは、54分にもメリーノの左クロスのこぼれ球を拾った久保がボックス右からシュートを放ったが、これはクロスバーに弾かれた。さらに60分には、右サイドから仕掛けた久保の折り返しをメリーノが右足で合わせたが、シュートはゴール右には外れた。
主導権を握ったソシエダは65分、左FKの二次攻撃から右サイドでボールを拾ったゴロサベルのクロスをファーサイドのスベルディアが流し込んだが、これはオフサイドの判定で取り消された。
71分にセルロートと久保を下げてフレッシュな選手を投入したソシエダだが、75分に失点する。ドリブルで中央を切り裂いたチュクウェゼをボックス内のスビメンディが倒してしまいPKを献上。これをパレホに決められた。
先制を許したソシエダは、81分にもピノのスルーパスをボックス左で収めたジャクソンがカットインから右足を振り抜くと、このシュートがゴール右隅に吸い込まれた。
その後、91分にジャクソンが2枚目のイエローカードで退場し数的優位となったソシエダだったが、最後までレイナの牙城を崩すことができず。ソシエダはそのまま0-2で完敗した。