前節、ドルトムントに大敗を喫した11位ボルシアMG(勝ち点39)が、来季のヨーロッパ・カンファレンスリーグ出場権を狙う6位レバークーゼンのホームに乗り込んだ一戦。ボルシアMGの板倉は3バックの右で先発している。
立ち上がりから一進一退の展開が続いたが、ボルシアMGは立て続けに失点する。15分、中盤まで上がっていた板倉が開けていたスペースへインカピエがロングスルーパスを供給すると、このパスでDFの裏に抜け出したアドリがボックス左深くからシュートを流し込んだ。
先制をしたレバークーゼンは、20分にも右サイドでパスを受けたフリンポンがゴール前へ速いクロスを供給すると、飛び出したGKの前に走り込んだデミルバイがヘディングシュートでゴールネットを揺らした。
反撃に出たいボルシアMGだったが、防戦一方の展開が続くと40分にもピンチ。インカピエのスルーパスで左サイドを突破したヴィルツのラストパスからボックス左に走り込んだアドリがダイレクトシュート。さらにGKオルショウスキが弾いたボールをディアビがボレーで合わせたが、これは枠の上に外れた。
2点を追うボルシアMGは後半も劣勢の時間が続いたが、相手のミスから1点を返す。58分、GKに戻したバッカーがのバックパスがズレると、GKフラデツキーがトラップミスしたボールをホフマンが奪い取りシュート。ゴールカバーに戻ったターがスライディングでクリアを試みるが、これがうまくいかず弾いたボールがネットを揺らした。
その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指す中、再びチャンスを迎えたのはボルシアMG。85分、ボックス右横でパスを受けたライナーのクロスをゴール前でフリーのホフマンが右足ボレーで合わせたが、シュートはゴール右に外れた。
このまま試合終了かと思われたが、ボルシアMGは再び相手のミスパスから同点に追いつく。90分、ハイプレスを嫌がったアミリがGKへバックパスを送ると、GKフラデツキーの前に残っていたテュラムがこれをカット。テュラムの落としを受けたシュティンドルが難なくゴールに流し込んだ。
結局、試合はそのまま2-2でタイムアップ。相手のミスに救われたボルシアMGが2点差を追いつき勝ち点1を獲得した。