ファティ・カラギュムリュクが新たなイタリア人指揮官を招へいするようだ。トルコ『Fanatik』が伝えている。
ファティ・カラギュムリュクはスュペル・リグ(トルコ1部)の中堅クラブ。かつてミランやローマに在籍した元イタリア代表のFWファビオ・ボリーニ、MFアンドレア・ベルトラッチといった、カルチョファンにとってはお馴染みの選手も複数所属している。
今シーズンは第35節終了時点で9位につけ、すでに残留が確定。しかし、23日のトラブゾンスポル戦で1-4という大敗を喫すると、翌24日に就任1年目のアンドレア・ピルロ監督(44)を解任したことを発表した。
今シーズン残りの試合はコーチが暫定的に指揮を執ることとなったが、来シーズンに向けてはピルロ前監督に続いてイタリアから指揮官を招へいする考え。セリエBのレッジーナを率いるフィリッポ・インザーギ監督(49)と交渉中だという。
現役時代はピルロ前監督とともにミランで栄華を極めたインザーギ監督。持ち前の嗅覚を生かして「ぎりぎりオフサイド」でゴールを量産し続けたストライカーだったが、指揮官としてはこれまでパッとせず。2019-20シーズンにベネヴェントでセリエB優勝を果たした以外に大きな功績はない。
それでも、インザーギ監督とファティ・カラギュムリュクの両者はすでに大筋合意に達しており、ピルロ前監督の後任がインザーギ監督となるのは確実視されている。ファティ・カラギュムリュクは同じくミランOBでありバレンシアで監督を務めたジェンナーロ・ガットゥーゾ氏(45)とも交渉に臨んだようが、インザーギ監督を選んだとのことだ。