ニースがチェルシー前指揮官のグレアム・ポッター氏(48)の招へいを目指しているようだ。フランス『レキップ』が報じている。
来シーズンのヨーロッパリーグ出場権を獲得したブライトンの礎を築き、昨年9月にはトーマス・トゥヘル監督を解任したチェルシーに引き抜かれたポッター氏。しかし、そのチェルシーでは度重なる負傷者や、クラブ主導の無軌道な大型補強の影響もあり、思うように結果を残せず。就任から7カ月となった今年4月に解任されていた。
とはいえ、イングランド国内では依然としてその手腕が評価されており、レスター・シティを筆頭に複数クラブが招へいに関心を示しているとも報じられる。
『レキップ』によると、そのイングランド人指揮官に対して、ディディエ・ディガール暫定監督の後任を探すニースがトップターゲットとして招へいへの動きを見せているという。
ルシアン・ファブレ監督の下でシーズンをスタートしたものの、深刻な不振によって解任に踏み切ったニース。一時はディガール暫定監督の下でV字回復を見せたが、現在はUEFAコンペティション圏外の9位に甘んじている。
現在、マンチェスター・ユナイテッドの買収に動くジム・ラトクリフ氏率いるイギリスの多国籍化学企業『INEOS』がオーナーを務めるクラブでは、ボローニャのチアゴ・モッタ監督やRCランスのフランク・エズ監督、ロリアンのレジス・ル・ブリ監督らが後任候補に挙がっている。
しかし、前述の3人の候補に関しては首脳陣で意見が分かれており、現時点で全会一致のポッター氏がやはり有力な候補になっているという。
ただ、前述のユナイテッド買収に『INEOS』が全力を注いでいる状況において、ポッター氏の招へいに向けた具体的な動きは現時点でないという。