フランクフルトは29日、マルメのスウェーデン代表MFヒューゴ・ラーション(18)を完全移籍で獲得した。契約期間は2028年6月30日までで、背番号は「16」を着用する。
母国屈指の名門マルメの下部組織で育ったラーションは、187cmと大柄ながらスピードに優れ、非常に敏捷性に長けた守備的MF。2022年2月のスウェーデンカップ決勝のハマービーIF戦に17歳ながらフル出場しトップチームデビューを飾ると、同年4月のエルフスボリ戦でリーグ戦デビュー。
クラブではここまで公式戦59試合に出場し、国内リーグだけでなくヨーロッパの舞台も経験。主力としての地位を確立した今シーズンは、公式戦27試合に出場し1ゴール3アシストを記録していた。
また、各年代のスウェーデン代表にも選出されてきたエリートのラーションは、今年1月にはフィンランド代表との国際親善試合でフル代表デビューを果たし、2022年のスウェーデン年間最優秀若手選手賞に輝いた。
今夏の移籍を決断したラーションは、クラブの公式ツイッターを通じて「フランクフルトファンの皆さん、こんにちは。ヒューゴ・ラーションです。来シーズン、皆さんの前でプレーできるのを楽しみにしています。それではまた」とコメントしている。