元フランス代表FWカリム・ベンゼマのバックアッパー不在が今シーズンのラ・リーガ、チャンピオンズリーグでの優勝逸の一因としても語られるマドリー。
新シーズンに向けてはFWマリアーノ・ディアスやFWマルコ・アセンシオの退団が決定的で、すでにU-20ウルグアイ代表FWアルバロ・ロドリゲスのトップ昇格が内定しているものの、前線の補強は急務だ。
ここ最近の報道では将来的なエース候補となるマンチェスター・シティFWアーリング・ハーランド、パリ・サンジェルマンFWキリアン・ムバッペの2024年夏の獲得を検討しつつ、トッテナムでの去就が不透明なFWハリー・ケインや、リバプールを退団するFWロベルト・フィルミノへのアプローチも噂される。
だが、エル・ブランコに精通するスペイン有力2紙はホセルの獲得が間近に迫っていると報じている。
ホセルは今シーズンここまでのラ・リーガで34試合に出場し、FWロベルト・レヴァンドフスキ、ベンゼマに次ぐ得点ランキング3位の16ゴールを記録。サラ賞(スペイン人シーズン最多得点者)獲得に迫る。
4シーズン連続でシーズン二桁ゴールと決定力に優れる192cmのストライカーは、32歳でのラ・ロハデビューも飾っている実力者だ。
ただ、19位のエスパニョールは最終節を残してセグンダ降格が決定しており、同選手に関しては降格時の契約条項によって1シーズンのレンタル移籍という形で獲得が可能となる模様だ。
報道によると、マドリーはホセルの現行サラリーを全額支払う形での1シーズンのレンタル移籍での獲得に向け、個人間、クラブ間の双方で合意に迫っているという。
セルタの下部組織出身のホセルは、2009年にレアル・マドリー・カスティージャに移籍。トップチームでも1試合に出場した。その後、生まれ故郷のドイツに渡り、ホッフェンハイム、フランクフルト、ハノーファーを渡り歩き、ストーク・シティ、ニューカッスルとイングランドでもプレー。
2019年にスペイン帰還を果たすと、アラベスでは3シーズン連続でラ・リーガ二桁ゴールを達成し、今シーズンからエスパニョールでプレーしている。