フランクフルトで開催中だったユース年代の国際大会で、15歳の少年が16歳の少年によって致命傷を負わされ、死亡する事件が発生した。フランス『RMC Sport』が報じている。
報道によると、フランクフルトではヨーロッパを中心にユース年代の16チームが参加した国際大会が開催されていたという。
そして、同大会に参加していたJFCベルリン(ドイツ)に在籍する15歳の少年と、FCメス(フランス)のユースアカデミープログラムの1つに在籍する16歳の少年は5月28日、場所や詳しい状況は不明も何らかのトラブルによって喧嘩になった模様。
その際に16歳の少年から頭部に致命的な打撃を受けた15歳の少年は、深刻な脳損傷によって搬送先の病院で死亡したという。
この事件を捜査するフランクフルト警察は、「日曜日に喧嘩をした後、15歳の少年が深刻な脳損傷のため病院で死亡した。(被害者の死亡の)状況を明らかにするため、今後数日のうちに検死が行われる予定だ」と声明を発表。さらに、事件の経過を捜査中で、致命的な打撃を与えたと疑われる16歳の少年は、まだ公判前の拘留中であるという。
なお、今回の事件を受け、FCメスは「この悲劇に深くショックを受けている」と被害者の少年に哀悼の意を表する声明を発表。一方で、容疑者とされる16歳少年の年齢や国籍などに関する詳細を伏せている