ライプツィヒではブンデスリーガ得点王に輝いたフランス代表MFクリストファー・エンクンクのチェルシー移籍が決定的に。また、ハンガリー代表MFドミニク・ショボスライに関しても、ニューカッスルからの関心が伝えられており、前線の補強が急務となっている。
そういった中、ドイツ『ビルト』はライプツィヒがRCランスのエースストライカーの獲得に向けて個人間で合意に至ったと報じた。
ただ、その一報を受けたフランス『レキップ』の最新の報道では、RCランスがライプツィヒの掲示した3000万ユーロ(約45億円)のオファーを拒否した模様だ。
今シーズンのリーグ・アンを2位フィニッシュし、来シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)本戦出場が確定していることもあり、RCランスは主力アタッカーを安売りするつもりは毛頭ないようだ。
そのため、ライプツィヒとしては相手方が納得する条件のオファーを再掲示する必要があるという。
ベルギー生まれで、モロッコとコンゴ民主共和国にルーツを持つオペンダは、クラブ・ブルージュでトップチームデビュー。その後、2020年から2年間レンタルでプレーしたフィテッセでストライカーとしての才能を開花。そして、昨夏1000万ユーロ(約15億円)と言われる移籍金でRCランスへ完全移籍した。
初挑戦のリーグ・アンでは全38試合に出場し、21ゴール4アシストを記録。絶対的なエースとしてチームの躍進を支えた。また、ベルギー代表では昨年のカタール・ワールドカップにも出場していた。
センターフォワードを主戦場に左右のウイングでもプレー可能な177cmのストライカーは、爆発的なスピードと優れた得点感覚を有する。シュートレンジは広くないものの、両足を遜色なく操ってGKのタイミングを外してゴールネットをいともたやすく揺らす。さらに、アシスト数は多くないものの、クロスやラストパスでのチャンスメークも得意とする。