アーセナルとFWリース・ネルソン(23)の契約延長交渉が大詰めを迎えているようだ。
アーセナルアカデミー出身の選手であり、2017-18シーズンにトップチームデビューを果たしたネルソン。2018-19シーズンはホッフェンハイムへ、2021-22シーズンはフェイエノールトへレンタル移籍したが、今季はアーセナルに残ってプレーしていた。
公式戦出場数は18試合、先発出場数は5試合とそれほど多くの出番を得ることができたわけではないが、インパクトを残すことには成功した。特に輝きを放ったのは3月上旬のプレミアリーグ第26節ボーンマス戦。1-2という1点ビハインドの状況で69分から途中出場すると、直後の70分にイングランド代表DFベン・ホワイトのゴールをアシスト。そして後半アディショナルタイムには劇的な逆転弾を決め、リーグ優勝を争っていたチームに貴重な勝ち点3をもたらした。
そんなネルソンとアーセナルの契約は今季限りであり、アーセナルはネルソン残留に向け新契約を締結することを目指している。イギリス『フットボール・ロンドン』によると、この話し合いは現在最終段階にあり、クラブは契約がまとまることを確信しているという。
左ウイングはブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリ、右ウイングはイングランド代表FWブカヨ・サカという布陣がメインとなっていた今季のアーセナル。ベルギー代表FWレアンドロ・トロサールも控えるなど、ポジション争いの相手は強力だが、アーセナルに残留するのであれば、徐々にでも出場機会を増やしていくことがネルソンには期待される。