ドルトムントのイングランド代表MFジュード・ベリンガム(19)が、レアル・マドリー移籍で合意に達したようだ。イギリス『The Athletic』が伝えた。
今夏の移籍市場の目玉とも見られていたベリンガム。当初は、リバプールが熱心に獲得に動いていたが、その移籍金の高さに獲得を断念し撤退。その後、マドリーが強い関心を寄せ続けていた。
マンチェスター・シティも獲得に動いていたが、オファーや交渉などの具体的な動きはなく、マドリーはドルトムントと交渉を続けることに。その結果、1億ユーロ(約150億円)を超える移籍金を支払うことで合意。両クラブにとっての史上最高額の移籍金の1つとなるという。
まだ正式な契約は結ばれていないものの、数日中にベリンガムがマドリーのメディカルチェックを受ける予定とのことだ。
バーミンガム・シティで育ったベリンガムは、多くのビッグクラブから関心を寄せられていた中、自身が成長できる環境として2020年夏にドルトムントへと完全移籍を果たす。
すぐに主軸としてプレーを始めると、3シーズンで公式戦132試合に出場し24ゴール25アシストを記録。イングランド代表でも中心選手となり、カタール・ワールドカップ(W杯)でもプレーした。
マドリーは中盤の世代交代に予てから動いており、2020年夏にフランス代表MFエドゥアルド・カマヴィンガ、2021年夏にフランス代表MFオーレリアン・チュアメニを獲得。ベテランとなったクロアチア代表MFルカ・モドリッチや元ドイツ代表MFトニ・クロースの退団に備えていた。
なお、引き続きトッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインの獲得は目指しており、今夏2人のイングランド代表がチームに加わることになるかもしれない。