全北現代は9日、ルーマニア人指揮官ダン・ペトレスク氏(55)を新監督に招へいしたことを発表した。
リーグ6連覇を逃した全北現代。今季は開幕10試合で3勝1分け6敗の10位とスタートダッシュに失敗すると、5月4日に2020年12月末からチームを率いていたキム・サンシク監督を成績不振で解任。その後は元韓国代表MFキム・ドヒョンが選手兼暫定監督を務めていた。
後任監督に選ばれたペトレスク氏は、現役時代にイングランドで8年間のプレーを経験。チェルシーで5年間にわたって活躍したほか、シェフィールド・ウェンズデイ、ブラッドフォード、サウサンプトンでプレーした。
現役引退後は指導者の道へ進み、ディナモ・モスクワやCFRクルージュ、カイセリスポルなど多く欧州クラブで監督を歴任。また江蘇足球やアル・ナスル、貴州智誠などアジアのチームでも監督を務めた経験を持っている。
直近では2021年の夏から3度目となるCFRクルージュの監督に就任。昨季はチームをリーグ5連覇に導いたが、今季は3位でシーズンを終えていた。なお、ペトレスク氏が就任した全北現代は今季のリーグ戦で6位に位置しており、元日本代表MF天野純が在籍している。