マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が歓喜した。
プレミアリーグ、FAカップに続いて、チャンピオンズリーグ(CL)でもタイトルを狙ったシティ。10日に行われたインテルとの決勝戦ではケビン・デ・ブライネのアクシデント交代もあったが、ロドリのゴールで勝ち切り、クラブ初のビッグイヤー獲得となった。
そんなシティはイングランド勢として1998-99シーズンのマンチェスター・ユナイテッド以来となるトレブルも成し遂げ、歴史的シーズンに。グアルディオラ監督も2008-09シーズンのバルセロナ時代に続き、異なる2クラブで3冠を達成した史上初の監督になった。
ついにCLタイトルをシティにもたらした稀代の名将はイギリス『BT Sport』で最高の出来ではなかったものの、ツキも味方したと振り返っている。
「勝つのはとても難しいこと。ツキも必要だ。この大会はコインのようなもの。さだめだったんだ。そして、我々のものだ」
「我々はベストではなかった。ワールドカップが終わって、チームは一歩進んだけど、今日はベストパフォーマンスではなかったよ」
また、「来季を考えるエネルギーなんてない。無理だ。休まないと。長すぎる」とスケジュールに不満も。大偉業をやってのけた今だからこそと言わんばかりに以前から問題視する過密日程に物申した。
「選手はこれから代表戦に向かう。UEFAとFIFA、よく考えてみてくれ」
「プレミアリーグが2、3週間前に終わったと思えば、選手はすぐ戻ってこなければならない」
「多すぎるんだ。来季はゼロからのスタートだ」
ともあれ、グアルディオラ監督は「家族や友人とホテルで祝うつもり。月曜日にはマンチェスターでパレードだ。この大会でトレブルは本当に難しいんだ」と安堵。喜びに浸った。