史上初のCL制覇、今シーズンの“トレブル(3冠)”に挑戦するシティは、序盤からボールを握る展開となるも、インテルの強固なブロックを崩しきれない。
さらに、36分にはケビン・デ・ブライネが負傷交代。攻撃のタクトを振る重要な選手を欠いたことで、ファイナルサードにうまく持ち込めない。
インテルのハイプレスや隙を突いた攻撃にさらされる中、GKエデルソンを中心になんとか凌ぐと、後半にロドリが技ありのミドルシュートを叩き込み先制。この1点を守り切り、見事にCL初制覇と共にトレブルを達成した。
決勝ではゴールを奪えなかったが、今大会12ゴールを記録し大会得点王に輝いたハーランド。改めて、CL優勝を語った。
「アンビリーバブルだ。夢にも思わなかったし、正直、22歳の僕には考えられなかった」
「でも、ノルウェーの小さな町から来た男でも、可能なんだということが証明できた。このことは、故郷の屋内ホールでサッカーをしている僕と同じような境遇の若者たちに、モチベーションを与えることにもなると思う」
「今シーズン達成したことを守っていかなければいけない。そういうものだ。1カ月後、2カ月後には、全てが忘れ去られ、再び攻めていかなければいけない」
シティ加入1年目で、プレミアリーグとCLの得点王、さらにトレブルと、最高のシーズンを送ったハーランド。ジョゼップ・グアルディオラ監督についても言及し、「世界最高の監督」と称賛の言葉を送った。
「とても大きな試合で、プレッシャーは信じられないほどのものだった。それはみんなも分かっていると思う。ペップと仕事をするのは本当に特別なことだ」
「僕たちは良好な関係を築いており、彼は僕を大いに助けてくれた。更なる成長が楽しみだね」
「僕はまだ若いし、まだ何年も残っている。世界最高の監督である彼から毎日トレーニングを受けられるのは、とても良いことだよ」