今夏のマンチェスター・シティ退団を望んでいるとされるポルトガル代表MFベルナルド・シウバ(28)だが、一筋縄ではいかなそうだ。イギリス『90min』が伝えている。
選手に対して多岐にわたる戦術理解を要求するジョゼップ・グアルディオラ監督から絶大な信頼を置かれているベルナルド・シウバ。攻撃面だけでなく、守備でも貢献度の高いチャンスメーカーは、クラブ通算306試合の出場で55ゴール59アシストという数字を誇る。
公式戦55試合出場とフル稼働した今シーズンは待望のチャンピオンズリーグ(CL)初制覇を成し遂げ、充実した1年間に。一方で、昨夏からシティ退団およびバルセロナ移籍を望んでいることが明らかにされており、CL決勝戦2日後には改めて退団希望を首脳陣に通告したという。
また、現在はポルトガル代表の活動に参加しているなか、18日に行われたユーロ2024予選・第3節のボスニア・ヘルツェゴビナ代表戦前日には「今後数日以内に何かがわかるだろう」とコメント。去就に関する動きがあることを示唆している。
シティとの契約は2025年6月まで残っているものの、シティとしては一定額のオファーであれば売却を容認する方針。ただし、7500万ポンド(約136億1000万円)という莫大な金額を要求する可能性もあると見られている。
ベルナルド・シウバの獲得を目指しているとされているのは、パリ・サンジェルマン(PSG)とバルセロナ。選手と相思相愛ながらも財政難に苦しむバルセロナにとっては、まずは既存戦力を売却し、多額の資金を調達する必要がありそうだ。