エスパニョールのスペイン人MFセルジ・ダルデル(29)に複数クラブが関心を寄せているようだ。スペイン『Relevo』が伝えている。
エスパニョールの下部組織で育ったダルデル。A代表歴こそないものの、ラ・リーガファンにはお馴染みとなった実力派の司令塔で、今シーズンは全38試合の出場で6ゴール4アシストを記録した。エスパニョールにとって替えが効かない不動の存在だ。
しかし、来シーズンから2部リーグに舞台を移すため、ダルデルは退団も噂に。両者は2026年6月まで契約を残すなか、ダルデル本人はエスパニョールに愛着を持ちつつも、移籍金という形でクラブにお金を落とさせることも考慮しているという。
そんななか、バルセロナのチャビ・エルナンデス監督がダルデル獲得を熱望しており、指揮官自ら選手に電話。しかし、ホームタウンを共有するバルセロナへの敵対心が非常に強いとされるエスパニョールが、主軸選手を巡る交渉に臨む可能性は皆無だとみられている。
一方、ダルデルにはレアル・ベティス、バレンシア、アルメリアも接触しており、スペイン国外からも関心が寄せられている模様。『Relevo』は30歳目前のダルデルが人気を集めているのは「実力が確かで、チームの降格によって移籍金も抑えられる」ためとしている。
市場価値は1600万ユーロ(約24億8000万円)と目されているダルデル。決してエスパニョール退団ありきではないとのことだが、来シーズンもラ・リーガの舞台でお目にかかれる可能性がありそうだ。