ウェストハムはイングランド代表MFデクラン・ライス(24)を狙うマンチェスター・シティに対して、選手を交渉に含めることを望んでいるようだ。
若きキャプテンとして今季は公式戦50試合に出場し、クラブ史上初のヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)優勝にも貢献したライス。今夏にはビッグクラブがこぞって獲得を狙っており、アーセナルはすでに移籍金7500万ポンド(約135億円)+ボーナス1500万ポンド(約27億円)の条件を提示しているとされている。
しかし、ライスに1億ポンド(約180億円)の価値があると判断するウェストハムは、このオファーを拒否。加えて、クラブはアーセナルが分割払いを提案したことにも不満を示しており、少なくとも2025年までに満額の支払いを求める構えだという。
頑なな姿勢を崩さないウェストハムだが、イギリス『デイリー・メール』によると同じくライスの獲得を狙うシティがある選手を交渉に含めた場合、移籍金の減額に応じる可能性があるとのことだ。その選手とは、イングランド代表MFカルヴァン・フィリップス(27)だという。
フィリップスは、リーズ・ユナイテッドからシティに今シーズン加入するも、負傷の影響もありプレミアリーグでの先発は2試合のみ。3冠を達成したチームにあって、公式戦出場は21試合にとどまる不本意なシーズンを送った。
デイビッド・モイーズ監督はかねてよりフィリップスを高く評価しており、昨夏にも獲得を狙っていたことから、仮にシティが交渉に含めるようなら歓迎する模様。ただし、フィリップスはシティでの2年目に意欲を燃やしており、今後の動向が注目される。