マンチェスター・シティが、ウェストハムのイングランド代表MFデクラン・ライス(24)への入札を決断したようだ。
今夏の移籍市場の目玉の一人とされるライス。ここまでは個人間合意が伝えられるアーセナルが、2度のオファーを掲示。だが、同選手の価値を1億ポンド(約180億円)と主張するウェストハムは、直近の移籍金7500万ポンド(約135億円)+アドオン1500万ポンド(約27億円)と言われるオファーも拒否。
報道によると、ウェストハムは分割払いに加え、アドオンの達成の条件の難しさに不満を示したようだ。
そういった中、ここまでライスの動向に関して静観の構えを見せていたシティがようやく腰を上げたようだ。
イングランドの移籍市場に精通するジャーナリストのデイビッド・オーンスタイン氏によると、シティは先週の金曜日にウェストハムに対してライスに対するオファーを掲示することを知らせたという。
さらに、選手サイドにも移籍の意思を確認したところ、ライスは交渉はクラブ次第としながらも、移籍に前向きな姿勢を示しているという。
そして、シティは22日にもライス獲得に向けた最初のオファーを掲示する見込みだという。
一方、アーセナルはシティの今回の動きとは関係なく、3度目のオファーを掲示する見込みだが、シティの参戦によって一気に獲得へのハードルが上がることになる。
先日にイギリス『デイリー・メール』は、ウェストハムがイングランド代表MFカルヴァン・フィリップス(27)の譲渡を含めた交渉をシティに持ちかけていると報じていたが、現時点でシティはアーセナルと同程度の移籍金に、アドオン達成の条件を緩めた形でのオファーを掲示する可能性が高いようだ。