2023年6月24日(土)
19:00キックオフ
FC東京(12位/19pt) vs 名古屋グランパス(2位/35pt)
[味の素スタジアム]
◆新指揮官の初陣を飾れるか【FC東京】
チームの改革を託し、昨シーズン就任したアルベル・プッチ・オルトネダ監督を解任。志半ばで別れを決断したチームは、後半の巻き返しに期待がかかる。
そのチームを託されたのはピーター・クラモフスキー監督。清水エスパルス、モンテディオ山形を率い、首都クラブへとやってきた。
この監督交代がどのように働くかは未知数。ただ、アルベル監督と決別して迎えたYBCルヴァンカップの京都サンガF.C.戦では、選手たちが勢いのままにプレーし、ピッチで躍動していた。
新たなチャレンジにリスクはつきもの。特に、ポジショナルプレーという馴染みの薄いサッカーを体得したいと思えば、今まで以上の戦術理解と、チームとしての約束事が必要に。無意識に頭で考え、プレー判断やダイナミクスは失われるもの。それから解放された雰囲気を感じた。
パッションに溢れるクラモフスキー監督の下で、どのような戦いを見せるか。FC東京の選手が持つ特性とはマッチしそうな指揮官だが、初陣でまずは結果を掴み取りたい。
★予想スタメン[4-3-3]
GK:ヤクブ・スウォビィク
DF:長友佑都、木本恭生、森重真人、徳元悠平
MF:安部柊斗、渡邊凌磨、松木玖生
FW:仲川輝人、ディエゴ・オリヴェイラ、俵積田晃太
監督:ピーター・クラモフスキー
◆初物を食い尽くせ【名古屋グランパス】
リーグ戦4連勝で前半戦をフィニッシュ。2位という位置につけて後半戦をスタートさせる名古屋。初物との勝負は嫌なスタートと言える。
監督交代した相手との初戦は最も難しい。データもなければ、システムや選手起用も不明。予想はいくらでもできるが、蓋を開けなければ分からないというのが本音だろう。
とはいえ、そんなものに左右される必要はない。今季の名古屋の戦いを見せれば、自ずとペースを作れる。守備をしっかりと整え、我慢をして仕留める。決定力の高さと、守備の忍耐力が鍵を握ることになりそうだ。
もちろん、ピッチ上で試合中に修正できればベストだが、躍起になって挑んでくる相手には難しいのが事実。とにかく、自らにベクトルを向けて、選手個々がしっかりとパフォーマンスを出すだけだ。
★予想スタメン[3-4-1-2]
GK:ランゲラック
DF:野上結貴、中谷進之介、藤井陽也
MF:和泉竜司、稲垣祥、米本拓司、森下龍矢
FW:マテウス・カストロ
FW:キャスパー・ユンカー、永井謙佑
監督:長谷川健太
契約上出場不可:内田宅哉