インテル・マイアミは29日、ヘラルド・マルティーノ氏(60)が就労証明書を受け取り次第、監督に就任する旨を発表した。
アルゼンチン人指導者のマルティーノ氏は昨秋のカタール・ワールドカップ(W杯)を最後にメキシコ代表監督を退任してフリーに。かつてバルセロナやアルゼンチン代表を率いた過去があり、今夏加入のリオネル・メッシはもちろん、セルヒオ・ブスケッツとも再共演となる。
共同オーナーのホルヘ・マス氏が「彼はクラブの野心に合致する監督だと感じるし、ともに何を達成できると楽観視している」と語れば、同じく共同オーナーのデイビッド・ベッカム氏も「このスポーツ界でとても尊敬される人物で、その実績がすべてを物語る」などと期待した。
今夏の大物獲りで注目され、ジョルディ・アルバの獲得も噂されるインテル・マイアミだが、肝心のスポーツ面では低迷。メジャーリーグサッカー(MLS)の東カンファレンスでは目下7連敗の最下位を走り、6月に入ってからフィル・ネビル監督を成績不振で解任している。
アトランタ・ユナイテッドを指揮して以来のMLS挑戦となるマルティーノ氏は「インテル・マイアミのようなビッグクラブに加われ、とても興奮している。このクラブはこの地区で主要なチームになれるだけのインフラが整っている。全員の頑張りとコミットメントがあれば、そこに到達できると信じている」とコメントしている。