デンマーク代表FWビクトル・フィッシャー(29)が現役引退を発表した。所属先のアントワープは29日に発表している。
クラブによれば、引退の理由は長引いているケガが原因とのこと。なお、アントワープとの契約は2025年まで残っていたが、本人の希望により双方合意の上で契約解除したとのことだ。
アヤックス下部組織出身のフィッシャーは、2012年にトップチーム昇格。2012-13シーズンには10ゴールを記録してチームのエールディヴィジ制覇に貢献した。
その後、ミドルズブラ、マインツ、コペンハーゲンでのプレーを経て、2021年7月にアントワープへ完全移籍。左ウィングを主戦場にアントワープでは在籍1年半で、公式戦35試合に出場し3ゴール8アシストを記録。しかし、今季は筋疲労の影響で出遅れ、公式戦13試合の出場にとどまると、今年2月からはスウェーデンのAIKストックホルムへレンタルされていた。
また、各年代のデンマーク代表に選出されてきたフィッシャーは、2012年11月に行われた国際親善試合のトルコ代表戦でフル代表デビューすると、通算21試合に出場し3ゴールを記録。2018年のロシア・ワールドカップのメンバーにも選出されていた。