ミランがバレンシアのアメリカ代表MFユヌス・ムサ(20)獲得に向け、動きを進めているようだ。イタリア『スカイ・スポーツ』が報じている。
イタリア代表MFサンドロ・トナーリの移籍が有力となっている他、右ヒザを手術したアルジェリア代表MFイスマエル・ベナセルの復帰に時間がかかるため、中盤補強の必要性が高くなっているミラン。チェルシーから元イングランド代表MFルベン・ロフタス=チークを獲得することが決定的となっているが、ムサへの関心も噂されていた。
ムサとはすでに個人条件の面で合意に至ったようで、年俸は1シーズンあたり約200万ユーロ(約3億9000万円)になるとのこと。ここからはバレンシアとの交渉を進めていくことになる。
バレンシアはムサを2500万ユーロ(約39億3000万円)から3000万ユーロ(約47億1000万円)と評価しているが、ミランはムサを2000万ユーロ(約31億4000万円)で獲得できると考えている模様。バレンシアが選手の売却を必要としているため、評価額よりも低めに見積もっているようだ。
2019年夏にアーセナルからバレンシアの下部組織へと移ったムサは、2020年にバレンシアでトップチームデビューを飾っている。今季は中盤の主力として公式戦37試合に出場した。
他にも、ミランはAZのオランダ代表MFタイアニ・ラインデルス(24)と口頭合意に至ったと言われているが、AZとの交渉はまだ始まっていない様子。ボローニャのアルゼンチン代表MFニコラス・ドミンゲス(25)の代理人とも綿密にコンタクトをとっていて、ボローニャへのオファーを準備しているようだが、はたしてミランはどの選手を獲得することになるのか。