アル・ナスルは13日、ルディ・ガルシア監督(59)を解任したことを発表した。
2022年7月に昨季限りで退任したミゲル・アンヘル・ルッソ監督の後任としてアル・ナスルの監督に就任したガルシア監督。今シーズンはサウジ・プロ・リーグ開幕5試合で3勝とまずまずのスタートとなったが第9節で首位に浮上。
今冬にはマンチェスター。ユナイテッドを退団したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを補強するなど、世界中で大きな注目を集めたが、カタール・ワールドカップ(W杯)中断明け以降は、やや失速すると3月9日に行われた第20節のアル・イテハド戦で敗れ、首位から陥落。
その後は入れ替わりで首位に浮上したアル・イテハドとポイント差が縮まらず、国内タイトルに向けて暗雲が漂っていた。
また、今月10日に行われた11位のアル・フェイハ戦では17本のシュートを放ちながらも0-0のゴールレスドローに終わると、ガルシア監督とC・ロナウドを含む選手たちが口論する場面がメディアに報じられており、試合後会見でも「前回の試合(5-0で勝利)と同じレベルでプレーするように頼んだが、そうはならなかった」と、パフォーマンスに不満を示すコメントを残していた。
なお、後任人事に関しては発表されていないが、スペイン『アス』はローマを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が有力な候補に挙がっており、2シーズンで1億ユーロ(約146億円)という破格のオファーを送っていると報じている。
目次