前節のニース戦で3試合ぶりの勝利を飾った首位PSG(勝ち点69)が、4連勝中の2位RCランスをホームに迎えた天王山。1-3と完敗した前回対戦のリベンジを狙うPSGは、ニース戦で負傷したレナト・サンチェスをファビアン・ルイスに変更したい以外は、前節と同じスタメンを起用した。
立ち上がりから一進一退の攻防が続いた試合は、19分に動きを見せる。自陣からドリブルで持ち上がろうとしたハキミがハイプレスをかけたサメドに右足首付近を足裏で踏みつけられると、主審はサメドに対して即座にレッドカードを提示した。
先制点で主導権を握ったPSGは37分、ショートコーナーの流れからバイタルエリア手前でボールを受けたヴィティーニャが斜めのドリブルで中央に切り込み右足一閃。強烈なブレ球ミドルがゴール右隅に突き刺さった。
さらにPSGは40分にも、ボックス手前のムバッペとのワンツーでボックス左から侵入したメッシがダイレクトシュートをゴールに流し込んだ。
迎えた後半、3点をリードするPSGは57分にピンチ。フランコフスキのスルーパスでボックス右まで駆け上がったオペンダがダイレクトシュート。これはGKドンナルンマが弾き出して難を逃れたが、これで与えた右CKの際にボックス内のファビアン・ルイスの左腕にボールが当たると、主審はPKを宣告。このPKをフランコフスキにゴール左に決められた。
1点を返して勢いづくRCランスに対し、PSGは77分に ファビアン・ルイスのロングパスで右サイド駆け上がったハキミがボックス右から侵入しシュートを放ったが、これは飛び出したGKのブロックに防がれた。
その後も互いに選手を入れ替えながら勝ち越しゴールを目指したが、拮抗した展開が続く。最後までスコアは動かず、3-1でタイムアップ。RCランスとの天王山を制したPSGが、前回対戦のリベンジを果たした。