ユベントスは28日、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)出場を辞退すると発表した。
ユベントスは昨季、不正会計によりセリエAで勝ち点10を剥奪されていた。また、ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)を巡る欧州サッカー連盟(UEFA)の調査も受けており、“司法取引”として、乗り気でないECL出場を辞退するかわりに制裁を免れることを目論んだ格好だ。
ユベントスのジャンルカ・フェレーロ会長はこの決定について以下のような声明を出した。
「UEFAの財務管理機関の決定を遺憾に思う。我々は自分たちの正当性を強く確信している。だが、UEFAの決定に対して控訴しないことを決めた。この判断は不確実な状況に終止符を打ち、今後の欧州大会への参加に関して確実性を確保したいと考えた。ここで異議を申し立てると、2024-25シーズンのチャンピオンズリーグ出場に向けて不確実性を高めることになるだろう。激動となった昨季を終え、新シーズンは粛々とピッチ上で起こる結果のみに集中できることを望んでいる」
ユベントスの辞退を受けて、昨季セリエA8位のフィオレンティーナがECLに代替出場することとなる。