インテルのシモーネ・インザーギ監督が首脳陣らとの緊急会談に臨んだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。
インテルは15日にホームで行われたセリエA第30節でモンツァと対戦。直近のチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグではアウェイでベンフィカ相手に出色のパフォーマンスを披露し、0-2で勝利しているが、この日は格下モンツァ相手にシュートを打てども打てども1点が遠い。
そして、試合も終盤に差し掛かる78分にCKから被弾。この1点が決勝点となり、0-1で敗れ、これでセリエA5試合未勝利。順位もCL圏外の5位のままとなった。
これまでインザーギ監督を擁護し、解任はないとしてきた首脳陣らも危機感を募らせている模様。試合後、インザーギ監督は選手たちがいなくなったあとのロッカールームで、スティーブン・チャン会長や最高経営責任者(CEO)のジュゼッペ・マロッタ氏ら5人の幹部と緊急会談をしたという。
会談後はテクニカルスタッフ陣と顔を合わせ、19日に行われるベンフィカとのCL準々決勝2ndレグに向けてモンツァ戦の映像分析に移行。結局、インザーギ監督がスタジアムを後にしたのは、日付けが変わった深夜0時過ぎだったとのことだ。
インザーギ監督の進退は、CLのベスト4進出と来シーズンのCL出場権獲得にかかっていると考えられている。
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