今夏、アルビレックス新潟からMF伊藤涼太郎、FC東京からDF小川諒也、ガンバ大阪からMF山本理仁、横浜F・マリノスからMF藤田譲瑠チマを獲得したシント=トロイデンは、GKシュミット・ダニエルと伊藤をスタメンで起用。残留したFW岡崎慎司、DF橋岡大樹、山本がベンチスタート。小川と藤田はベンチ外となった。
一方、今夏にウォルバーハンプトンからスタンダール・リエージュに加入したMF川辺駿は[4-2-3-1]のダブルボランチの一角でスタメン出場している。
試合は一進一退展開が続く中、シント=トロイデンは13分にチャンス。敵陣でのボール奪取からショートカウンターを狙ったアブバカリ・コイタが倒されると、こぼれ球をペナルティアーク手前の伊藤が右足で狙ったが、シュートはわずかにゴール左に外れた。
膠着状態が続く中、シント=トロイデンは42分に自陣でボールをロストするとノア・オハイオにボックス手前からシュートを許したが、これはGKシュミット・ダニエルが難なくキャッチした。
すると、先に決定機を創出したのはシント=トロイデン。78分、右CKをファーサイドでこぼれ球に反応したブルーノ・ゴドーのクロスをマッテ・スメットが頭で合わせたが、シュートはゴールカバーに入ったDFのブロックに阻まれた。
ゴールレスのまま終盤に差し掛かり、シント=トロイデンは85分、ファティ・カヤとマティアス・ドローゲ=クニーペルフを下げて岡崎、山本を投入。すると直後の86分、右サイドでスローインを受けたコイタがバイタルエリア中央右まで切り込み左足一閃。ややアウト回転のかかったシュートはGKから逃げるようにしてネットを揺らした。
結局、これが決勝点となり、フィンク体制初陣を勝利で飾ったシント=トロイデンが開幕戦白星スタートを切った。
シント=トロイデン 1-0 スタンダール・リエージュ
【シント=トロイデン】
コイタ(後41)