前節のジローナ戦をゴールレスドローで終え、リーグ戦の連勝がストップした首位バルセロナ(勝ち点72)が、残留争いに巻き込まれている16位ヘタフェ(勝ち点30)のホームに乗り込んだ一戦。
リーグ制覇へ仕切り直したいバルセロナは、低調な戦いを見せたジローナ戦から先発を2人変更。アンス・ファティとエリック・ガルシアに代えてケシエとジョルディ・アルバを先発で起用した。
反撃に出たいバルセロナだったが、16分にアクシデント。プレー中に左モモ裏を痛めたセルジ・ロベルトがピッチに座り込むと、プレー続行不可能となりエリック・ガルシアが緊急投入された。
不運な形で交代枠を使ったバルセロナは25分に最初の決定機を迎える。GKテア・シュテーゲンのゴールキックからうまくDFの裏に抜け出したハフィーニャがペナルティアークからシュートを放つと、これが右ポストを直撃。さらに跳ね返ったボールをボックス左のバルデが左足で合わせたが、このシュートも右ポストに嫌われた。
膠着状態が続く中、バルセロナは前半終了間際にもブスケッツの右クロスからレヴァンドフスキが決定機を迎えたが、ヘディングシュートはGKソリアの好セーブに防がれた。
迎えた後半は一進一退の展開が続く中、バルセロナは68分にジョルディ・アルバとケシエを下げてフェラン・トーレスとファティを投入。すると74分、直接FKの二次攻撃からボックス右横でパスを受けたハフィーニャがボックス右手前まで切り込みシュート。相手DFにディフレクトしたボールが枠を捉えるも、これはGKソリアのセーブに阻まれた。
その後も1点が遠いバルセロナは87分にピンチ。エリック・ガルシアがアルゴビアに入れ替わられて右サイドを突破されると、クロスをボックス内のアラウホがクリアミス。こぼれ球を拾ったマジョラルにチャンスを許したが、シュートはゴール左に外れて難を逃れた。
結局、試合はそのまま0-0でタイムアップ。下位相手に引き分けたバルセロナは、公式戦3試合連続ノーゴールとなっている。