トッテナムのイングランド代表MFジェームズ・マディソンがチームメイトの同代表FWハリー・ケインの移籍話について語った。イギリス『イブニング・スタンダード』が伝えている。
現行契約が残り1年を切り、今夏の去就に注目が集まるケイン。さまざまなクラブが獲得を目指した中で粘り強く交渉を続けているのがバイエルンであり、移籍金1億ポンド(約181億4000万円)以下のオファーには応じる様子のないトッテナムとどう折り合いをつけるのかが見ものとなっている。
イギリス『イブニング・スタンダード』によると、13日に行われるプレミアリーグ開幕戦のブレントフォード戦までに合意に至らなかった場合、ケインはトッテナムに残留する見込みだという。そして、今夏にレスター・シティから移籍してきた新戦力のマディソンは、ケインとの共闘を望んでいることを明かした。
「僕がトッテナムに移籍する前、イングランド代表で一緒になった時から僕らは友人だ。似たような趣味を持っているし、サッカーから離れたところでも仲が良いんだ」
「ハリー・ケインにはぜひ残ってほしいよ。僕の考えでは世界最高の9番だ。でも、なるようにしかならないし、ハリーはスーパーなプロフェッショナルだ」
マディソンはケインの振る舞いが素晴らしいためにこの状況でも周囲やケイン自身に悪影響が及んでいないと主張している。
「ハリーのプロ意識はすごいから、このことで気が散ることはなかった。僕は何も知らないから細かいことには触れないし、ハリーの状況を尊重しよう」
「ハリー・ケインがどのような人物かは誰もが知っている。彼はとてもプロ意識の高い男で、どんなクラブにいたとしてもトレーニングで100%の力を発揮する。それは他の選手も同じだし、そのような(移籍話で気が散る)ことは本当にないんだ」
ケインとマディソンはプレシーズンマッチのウェストハム戦とライオン・シティ・セーラーズ(LCS)戦ですでに共演済み。シーズン本番となるブレントフォード戦でもこの2人のコンビネーションを見ることができるのだろうか。
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