ノルウェー女子代表のヘゲ・リーセ監督が、なでしこジャパンとの試合について言及した。『FIFA.com』が伝えた。
オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)も、5日からノックアウトスタージに入ることに。ラウンド16の試合が始まっていく。
12年ぶりの世界一を目指すなでしこは、グループステージで3連勝。無失点で乗り切り、優勝候補の一角であるスペイン女子代表にも鋭いカウンター4発で快勝し、世界を驚かせた。
そのなでしことラウンド16で対戦するのがノルウェー。1995年大会で優勝しており、ここまで全9回のW杯出場。4年前の前回大会はベスト8の成績を残している。
28年ぶりの世界一を目指すノルウェーだが、スペインを圧倒したなでしこを警戒。リーセ監督は戦い方について「あまりボールを持ちすぎないようにして、素早くパスをつないで、ゴールチャンスを生み出すこと」と、戦い方について言及した。
スペイン戦のなでしこは相手にポゼッションを許すことを選択。守備をしっかりと固めて耐えながら、ボールを奪ってからの切り替えの早さで勝負。圧倒的なカウンターで支配し、4ゴールを記録した。
リーセ監督はスペインを撃破したなでしこについて言及。技術面を評価しながらも、ゴールに向かう姿勢が備わっているとした。
「日本は凄く良いチームで、技術の優れた選手たちがいることはわかっている。パスを繋ぐのが得意だが、以前に比べると、もっと直接ゴールに向かうプレーもしてくるようになっている」
なでしこを称えるリーセ監督だが、青写真はあるとのこと。ボールを保持したときにも、しっかりとゴールに向かっていくことが大事だと語った。
「私たちの頭の中に試合の青写真はある。もっとタイトにプレーして、相手に余裕を与えないようにする必要があることはわかっているけど、こちらがボールを持ったときに攻撃に転じることも必要だ」
「練習でそこにしっかりと取り組んできた。しかし、ゲームプランを立てることと、実際にピッチ上で実行することとはまた別の話だ」
運命のラウンド16は、5日の17時にキックオフを迎える。
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