今夏のトッテナムは、アンジェ・ポステコグルー監督を招へい。レスター・シティからイングランド代表MFジェームズ・マディソン、シャフタール・ドネツクのスラエル代表FWマノー・ソロモンを獲得。ブラックバーン・ローヴァーズの逸材CB、U-19イングランド代表DFアシュリー・フィリップスも補強していた。
一方で、エースでキャプテンのイングランド代表FWハリー・ケインの去就が大きな注目を集めることに。クラブとの契約が残り1年となった中で、延長交渉に応じず。マンチェスター・ユナイテッド、バイエルン、パリ・サンジェルマン(PSG)が熱心に関心を寄せていた。
ユナイテッドは早々に諦め、アタランタのデンマーク代表FWラスムス・ホイルンドを獲得。ケインはPSG行きを望まず、移籍先としてはバイエルンのみとなっていた。
トッテナムは、バイエルンからの2度のオファーを拒否。3度目のオファーへの返答期限を5日の0時までと通達していたが、ドイツ『ビルト』によれば、レヴィ会長はこの通達を拒否。加えて、現在はアメリカに滞在しており、2週間の休暇をとっている最中だという。
ただ、もう1つ可能性を『ビルト』は報じており、クラブのオーナーであるENICグループのジョー・ルイス氏とフロリダで面会していたとのこと。今後の動き方を話し合っていたというのだ。
ルイス氏は、ケインの引き止めを願っていながらも、契約を延長できないのであれば売却すべきという考えを持っており、レヴィ会長と話しているのであれば、オファーを受ける可能性も残されている状況だ。
バイエルンの幹部は7月31日にロンドンに出向き、レヴィ会長と会談。8500万ユーロ(約132億8000万円)+1000万ユーロ(約15億6000万円)のボーナスだったが拒否。3度目のオファーは、9300万ユーロ(約145億4000万円)+ボーナス、総額1億ユーロ超えとなったという。