ウォルバーハンプトンは8日、フレン・ロペテギ監督(56)との契約解除で合意したことを発表した。
2022年11月にウォルバーハンプトンの指揮官に就任したロペテギ監督。プレミアリーグ最下位のチームを率いると、苦しむチームを復活させ、13位フィニッシュと見事に残留へと導いていた。
しかし、今夏の移籍市場では主軸を務めていたポルトガル代表MFルベン・ネヴェスがサウジアラビアのアル・ヒラルへと完全移籍。メキシコ代表FWラウール・ヒメネスはフルアムへ、アイルランド代表DFネイサン・コリンズはブレントフォードへと完全移籍し、チームの軸が次々と抜ける事態となっていた。
一方で、ファイナンシャル・フェア・プレー(FFP)の問題があり、自由に動けない状況。ロペテギ監督はその状況は理解しているものの、自分にどうすることもできないとし、クラブとの方針に問題が浮上していた。
ウォルバーハンプトンは今回の契約解除に関して、「監督とクラブは特定の問題に関する意見の相違を認めて受け入れ、ロペテギとの契約を円満に終了することがすべての関係者にとって最善の解決策であることに同意した」と発表。問題となっていた対立が理由だとした。
目次