公式戦5試合勝利のない8位リバプール(勝ち点44)が、残留争いに巻き込まれている16位リーズのホームに乗り込んだ一戦。前節、首位アーセナルを相手に2点差を追いつきドローに持ち込んだリバプールは、その試合と同じ先発メンバーで試合に臨んだ。
試合は立ち上がりからボールを保持して圧力をかけるリバプールが押し込む展開となるが、アタッキングサードでのプレー精度を欠いてなかなかシュートに持ち込むことができない。
先制したリバプールは39分にも、自陣中盤でボールを奪ったジョタがドリブルで中央を切り裂くと、ボックス中央左でラストパスを受けたサラーが左足でニアサイドにシュートを突き刺した。
2-0で迎えた後半、リバプールは開始早々に失点を許す。47分、最終ラインでハイプレスを受けたコナテが自陣でシニステラにボールを奪われると、そのままボックス内まで持ち込まれ、ゴールネットを揺らされた。
1点を返されたリバプールだったが、すぐに反撃。すると52分、右サイドでのスローインの流れから右サイドでボールを受けたC・ジョーンズがゴール前へアーリークロスを供給。これに反応したジョタがペナルティアーク内からゴール右へダイレクトシュートを流し込んだ。
再びリードを広げたリバプールは、60分にもバイタルエリア中央で獲得したFKからアレクサンダー=アーノルドがループパスを送ると、ボックス左深くまで駆け上がったファン・ダイクの折り返しをサラーがゴールに押し込んだが、VARの末にオフサイドを取られ、ゴールは取り消された。
追加点のチャンスを逃したリバプールだったが、その4分後に再びネットを揺らす。左サイドを突破したロバートソンの折り返しをボックス中央でガクポが収めると、ラストパスをボックス中央右で受けたサラーがゴール左にシュートを流し込んだ。
攻撃の手を緩めないリバプールは、73分にも右サイド高い位置でパスを受けた14のクロスをペナルティアーク内のジョタがダイレクトシュートで合わせると、これが左ポストの内側を叩いてゴールに吸い込まれた。
4点差のまま試合終盤を迎えたリバプールは81分にお役御免となったサラーやジョタ、ガクポ、ヘンダーソンを下げてフィルミノ、ルイス・ディアス、ヌニェス、ミルナーを投入。すると90分、アレクサンダー=アーノルドのループパスでDFの裏に抜け出したヌニェスがボックス中央からゴール左隅にシュートを流し込んだ。
結局、試合はそのまま6-1でタイムアップ。大量6ゴールでリーズを圧倒したリバプールが公式戦6試合ぶりの白星を飾った。