レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が、問題となっている元ベルギー代表MFエデン・アザールについて言及した。
チェルシーから大きな期待を寄せられてマドリーへと加入したアザール。しかし、度重なるケガなどの影響で期待に応えられているとは言えない。
そんな中、今シーズンは大きなケガをしていないものの、出番はかなり限定的。ベンチにこそ入るものの、公式戦7試合で1ゴール1アシストという状況だ。
そのアザールは、ベルギー『RTBF』のインタビューで現状についてコメント。「クラブに残りたい」という希望を語りながらも、「レアルでは…時間がない」と、出場時間の少なさを嘆いていた。
この件についてベルギー『Eleven Sports』の取材にアンチェロッティ監督が応じ、選手のことを考えることはないと名言。チームが勝つための最善のメンバーを常に選ぶことが重要と語った。
「かなり複雑な状況だ。アザールはクオリティが高いのでプレーするに値するが、ビッグクラブであり、競争がある」
「私は選手に出場時間を与えるためにここにいるのではない。マドリーが試合に勝てるようにするためにここにいる」
「年齢や選手のサラリーによって布陣を決めるのではない。アザールのサラリーも知らないが、マドリーが試合に勝つために布陣を決める」
関係性に問題があるということではなく、単にアザールの実力は現時点では出場するに値しないというだけのこと。ケガもなく万全の状態なのであれば、トレーニングでアピールし、出番に備えて結果を出すしかなさそうだ。