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同性愛を公表のチェコ代表ヤンクトに無免許運転が発覚…精神的不安で引退も考慮か 「健康を考える時期」

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スパルタ・プラハのチェコ代表MFヤクブ・ヤンクト(27)は現役引退を考えているのかもしれない。スペイン『Relevo』が伝えている。

チェコ代表として通算45キャップを誇るヤンクト。クラブキャリアではウディネーゼやサンプドリアに在籍経験があり、今シーズンはヘタフェからの1年レンタルで母国のスパルタ・プラハに所属している。

そんなヤンクトだが、今年2月に同性愛者であることを公表。今もなお、自らの性的志向を発信することに躊躇する選手が多いとされるサッカー界において、ヤンクトの勇気ある告白は世界各国から多くの称賛が寄せられた。

あれから約2カ月、ヤンクトが所属するスパルタ・プラハは19日に公式サイトで以下のような声明を発表した。

「ヤンクトは個人的な問題に対処するため、双方合意のもとでチームを離れる。この間のトレーニングや試合には参加しない。これはヤクブの交通違反に対応したものだ。ファンとメディアには、ヤンクトの私生活に干渉しないでほしい」

どうやらヤンクトはこの声明の数時間前、本拠地近くで車を運転中に飲酒運転の疑いで警察に呼び止められた際、薬物検査への協力を拒否。飲酒検査は陰性だったものの、同時に今年初めに運転免許が取り消しとなっており、無免許運転をしていたことが発覚したという。

翌20日にはヤンクトが自身のSNSを更新。「ここ数年、特に最近は多くのことが蓄積していた。落ち着いて健康面を考える時期が来たと思う。僕の人生は18歳からサッカーを中心に回り、サッカーは僕にたくさんのものを授けてくれた。その一方で、サッカーが僕から奪っていったものもある」と現役引退を示唆したともとれる文章を綴った。

さらに「僕の健康状態と精神状態により、リーグ戦とカップ戦のために戦い続けることができず、残念に思う。言葉が見つからない。スパルタ・プラハの選手、コーチ、ファン、そしてメディアを含む全ての人たちのサポートに感謝している」と別れを告げるような言葉も並べている。

ほんの少し前は称賛を浴びたヤンクトだが、今回は無免許運転という許されざる行為で注目されることに。その一方で、勇気ある告白に対してより多くの精神的サポートを必要としていたのも事実かもしれない。続報が待たれるところだ。

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