ソシエダの下部組織出身のバレンシアガは、2008年夏に一度目のアスレティック移籍をした後、ヌマンシアへのレンタルやバジャドリーへのフリー移籍を経て、2013年夏に復帰。
ここまでアスレティックでは通算12年過ごし、公式戦321試合に出場し1ゴール13アシストを記録。2度のスーペル・コパ優勝や3度のコパ・デル・レイ準優勝に貢献。近年は出番が限られており、在籍12年目の今季はこれまで公式戦わずか4試合の出場にとどまっていた。
20日の午後にアスレティックのジョン・ウリアルテ会長と記者会見に出席したバレンシアガは、その席で退団に至る経緯を説明した。
「僕はアスレティックを去ることになった。僕は自分の力を最大限に発揮し、チームメイトが達成したことを手助けしようと努めてきた。しかし、ごまかすつもりはない。最後にカップを獲得したかったが、僕にはこれから何年もあるので落ち着いている。もちろん、アスレティックがカップを持ち上げる姿を見たいとも思っているよ」
「この決断はごく自然に下したものであり、監督や クラブと十分に協議した結果だ。選手は、時が来れば引退する方法を知らなければならない。”選手にとって、身を引くべき時を見極めることは重要なことだ。自分自身にもクラブにも正直でありたいと思い、これがアスレティックの選手としての時間を閉じることを決めた理由であり、この12年間のキャリアをとても誇りに思い、満足している」
「今考えているのは、この12年間やってきたように、これから1ヶ月半を戦うことだ。我々は皆、欧州カップ戦の出場を目標に念頭に置いている。そのために全力を尽くすと確信しているし、その後についてはその後に話し合うことになる。それが僕の現在の考えのすべてだ。僕は自分の得意なことを続け、レサマに通い、ピッチ内外で日々貢献していくつもりだ」