ザビッツァーは今年1月にバイエルンからユナイテッドへと買い取りオプションなしの半年レンタルで加入。離脱したデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンの穴埋めを目的とした緊急補強だったが、エリクセンの復帰後も定期的にプレーし、公式戦14試合で3得点1アシストを記録している。
一方、ユナイテッドは20日にアウェイで行われたヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグでセビージャに0-3と完敗を喫し、2戦合計2-5で敗退が決定。エリク・テン・ハグ監督が来シーズンに向けて中盤の補強を熱望していることは広く知られるが、一部ではセビージャ戦の不甲斐ない出来がこの思いに拍車をかけたといわれている。
その一環としてザビッツァーの買い取り云々という話も上がるわけだが、アグボンラホール氏は否定的。イギリス『フットボール・インサイダー』のインタビューで、ユナイテッドがタイトル争いに本腰を入れるなら、ザビッツァー以上の選手をバックアッパーに置くべきだと語った。
「私もザビッツァーのプレーを何回か見てきたよ。時折、まともな姿を見せるが、貧弱な姿も見受けられる。20日のセビージャ戦はまさにそのような試合の1つだった」
「十分に己を提供しているようには見えないんだよ。ユナイテッドはいついかなる時もタイトル獲得に挑戦し、チャンピオンズリーグ(CL)で戦うことを当然と考えているクラブだ」
「ザビッツァーはバックアッパーとしてみなされているだろうが、より良いバックアッパーが必要だ。ユナイテッドが彼を買い取ることはできないはずだ。強力なベンチを構築する必要があるからね。マンチェスター・シティのベンチにいるのは? リヤド・マフレズやベルナルド・シウバだ」
保有元バイエルンでトーマス・トゥヘル監督の構想に入っていないとされるザビッツァー。ユナイテッドとしては、バイエルン側の提示額にもよるものの、シーズン後の買い取りを希望していると考えられている。