熱望されて移籍したものの、わずか1年で放出候補となってしまったチェルシーのセネガル代表DFカリドゥ・クリバリ(31)だが、ユベントスが獲得を目指しているという。
ナポリで名声をあげたクリバリ。2014年7月にヘンクから加入すると、ディフェンスの中心として公式戦317試合で14ゴールを記録した。
かつては世界最高峰のCBとも評価され、市場価値は7500万ユーロ(約110億7000万円)にものぼったほど。そんな中、昨夏3800万ユーロ(約56億円)+出来高200万ユーロ(約3億円)の合計4000万ユーロ(約59億円)でチェルシーに加入した。
レアル・マドリーへとフリートランスファーで移籍したドイツ代表DFアントニオ・リュディガーの後釜として期待されたクリバリだが、プレミアリーグで22試合に出場し2ゴールを記録もチームの守備は安定せず、結果も出ない状況に。さらに、ハムストリングを痛めて現在は離脱中だ。
セリエAとは勝手が違うプレミアリーグへの適応は難しく、さらにクラブは若手を冬に大量補強。方針が変わったこともあり、31歳のクリバリは1年で売却候補の選手に入ってしまった様子。そんな中、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が、ユベントスが獲得に動くと報じた。
クリバリは年俸も約1000万ユーロ(約14億8000万円)と決して安くはないだけに、早くチェルシーは手放したい状況とのこと。ただ、例に漏れず4年の契約を結んだことから、移籍金と合わせて高額な投資をするクラブがあるかは疑問とされている。
自身が輝いたセリエAに戻ることをクリバリが受け入れれば、チェルシーは差し出すことを厭わないとのこと。ユベントスも実績のあるCBの獲得であれば望ましいことだが、両者が条件面で折り合いをつけることができるのかがポイントとなりそうだ。