13日、フランクフルトは鎌田の今シーズン終了後の退団を発表。契約延長交渉が上手くいかなかったとし、6シーズンでチームを去ることとなった。
鎌田は、2017年7月にサガン鳥栖からフランクフルトへと完全移籍で加入。シント=トロイデンへのレンタル移籍で得点感覚と攻撃性を取り戻すと、復帰の後フランクフルトでは攻撃の中心に。2021-22シーズンはヨーロッパリーグ(EL)の優勝に大きく貢献。今シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)でもプレーし8試合で3ゴールを記録。ブンデスリーガでは27試合で7ゴール5アシストを記録している。
その鎌田は一時はドルトムントへの移籍が合意に至ったともされたが、ドイツ国外への移籍を本人が希望しているとされ、現在はバルセロナ、アトレティコ・マドリーのスペイン2クラブが強く関心を寄せているとされている。
両クラブは鎌田の状況を注視しているとのこと。具体的な交渉こそまだ動いていないが、来シーズンの獲得に熱心だとされている。
バルセロナは、昨シーズンのELで鎌田の実力を目の当たりにし、アシストを記録されている状況。さらに、フリーで獲得できるという点が、財政難に苦しむクラブにおいては非常に大きい。
一方で、アトレティコ・マドリーの方が鎌田獲得に熱心だともされている。アトレティコは中盤の攻撃的なポジションの選手を補強したい考えがあり、鎌田は補強ポイントに合致。また、近年の活躍は目覚ましく、フランクフルトの中心選手として活躍。ヨーロッパの舞台での活躍も獲得したい理由の1つとされている。
さらに、攻撃的なポジションだけでなく、現在はボランチでもプレー。アトレティコとしては機動力がある選手の補強は望ましいとのことで、一歩リードと見られている。
ただ、『Dosis Futbolera』は、この2クラブに割って入る可能性があるクラブとしてベンフィカをピックアップ。2クラブほどの魅力はないものの、ベンフィカからステップアップする選手は多数いるため、一度経由して行くのもありだろうとしている。
また、アトレティコはサラリーの減額を検討しており、バルセロナはパリ・サンジェルマン(PSG)のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの獲得を何よりも優先したいとし、その間に鎌田の気持ちが変わるのではないかと予想している。
いずれにしても、フランクフルトからのステップアップとなれば、来シーズンのCL出場は必須と考えて良いはず。果たして、どのクラブのユニフォームを身に纏うことになるだろうか。