チェルシーがポチェッティーノ氏の招へいに接近、来季からの就任に向けて最終調整へ

昨夏にトッド・ベーリー氏がオーナーに就任して以来、指揮官交代が相次ぐチェルシー。昨年9月にトーマス・トゥヘル監督(現バイエルン)を解任すると、後任としてブライトン&ホーヴ・アルビオンからグレアム・ポッター監督を招へいしたが、状況を改善させられないまま2日に電撃解任となった。

その後はフランク・ランパード監督を今季限りの暫定指揮官として据えたが、就任からの公式戦4試合は全敗。プレミアリーグでは11位に沈んでおり、クラブは正指揮官の選定を急いでいる。

そんな中、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、クラブはポチェッティーノ氏の招へいに大きく近づいているようだ。24日の夜に両者の話し合いは大きく進展し、来シーズンの就任に向けた最終手続きが進められているという。

チェルシーは当初こそバルセロナやスペイン代表で指揮を執ったルイス・エンリケ氏や、3月にバイエルンを電撃解任されたユリアン・ナーゲルスマン氏に関心を示していたが、プレミアリーグでの豊富な経験を持つポチェッティーノ氏こそが最善な人物と判断したようだ。

ポチェッティーノ氏は2014年夏にトッテナムの指揮官に就任すると、数多くの若手選手を積極的に起用。2018-19シーズンにはクラブを史上初のチャンピオンズリーグ(CL)決勝に導いた。その後、2021年1月からはパリ・サンジェルマン(PSG)の指揮官に就任したが、クラブ最大の目標だったCLでの成績が振るわず、2022年夏に解任されている。