2シーズン目を迎えたアントニオ・コンテ監督の下で、開幕前はタイトル獲得への期待も大きかったトッテナム。しかし、蓋を開けてみるとプレミアリーグでも国内外のカップ戦でも結果を残せず、今年3月の時点で無冠が確実になるとコンテ監督は選手やクラブ上層部への怒りを爆発させ、チームを去る事態になった。
その後、クラブはアシスタントコーチを務めていたクリスティアン・ステッリーニ氏を暫定指揮官に据えるも、先週末のプレミアリーグでトップ4を争う3位ニューカッスルに1-6の大敗を喫すると、24日に解任。新たな暫定指揮官にアシスタントコーチのライアン・メイソン氏が任命されたが、クラブを取り巻く状況は悪化し続けている。
タイトルどころか来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場すら厳しい状況に追い込まれたトッテナムで、ファンが懸念するのがエースであるケインの去就だ。今季もプレミアリーグで24ゴールを挙げながらまたも無冠となったエースは、メジャータイトルを求めて今夏にも移籍を希望する可能性がある。
それでも、キャラガー氏は自身のツイッターでケインは残留するはずだと主張。会長のダニエル・レヴィ氏の存在や、そもそもケインの希望を満たすクラブが少ない点を理由に挙げている。
「ケインの移籍についてしばらく考えてみたが、スパーズが今のような状態でもレヴィが出さないと決めれば彼は動けない事実に変わりはないだろう」
「もちろん、彼が来夏にフリーで退団する前に現金化すべきだという考えは理解できる。ただ、これまでも言ってきたように、そもそも来年の夏に退団したとしてそこからどれだけの選択肢があるかもわからない」
「彼はプレミアリーグでのゴール記録も考え、他リーグには行きたがらないだろう。なら、他にトップストライカーがいるプレミアリーグのどのクラブが、彼に週給30~40万ポンドを支払うだろうか」
「そのクラブに元々いたストライカーだって、まだ多くの試合に出場するだろう。それはつまり、ケインが毎週プレーしないということになるかもしれない。だからこそ、私は彼がトッテナムに残ると思う」